シュタインズゲートゼロ 漫画1巻 ネタバレ考察とあらすじ
引用元
作品 Steins;Gate0
筆者 姫及 タカ
原作 志倉千代丸
出版 角川コミック・エース
シュタインズゲート(本家)との違い
岡部倫太郎はクリスを救うために、バイト戦士が持っているタイムマシンを使ってタイムトラベルを始める。
しかし、クリスの救出に失敗した岡部は時間が収束する事実に絶望して諦めてしまう。
1 あれから夏が過ぎて
クリスを助けるためにタイムトラベルをした岡部は、『時間の収束』に抗うことができず、β世界線へ留まることにした。
岡部はその日から鳳凰院凶真でいることをやめた。
今は普通の大学生として、いや、クリスの後を少しでも継ぐためにヴィクトル・コンドリア大学への進学を目指している。
※クリスが在籍していた大学
あの忌まわしい夏が過ぎ、11月になった今、岡部はヴィクトル・コンドリア大学で開かれるセミナーへ赴いた。
???『ちょっとそこの方ー?スタッフルームってどこかしら?』
岡部『えっと…ここはATFのセミナー会場だけど。』
???『そんなの分かってるわ。何度同じ話をすれば気が済むの?』
中学生にしか見えない彼女は、首に下げた身分証を差し出した。
ヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所
比屋定真帆
彼女はこれでも21歳らしい。(岡部より年上)
脳科学研究所といえば、クリスが所属していた場所だから知り合いなのかもしれない。
今回、比屋定は発表者の翻訳・助手としてここにいる。
セミナーのテーマは″人工知能の革命″
…!?
そこで岡部はとある人物を目撃する
そう、α世界線で幼なじみのマユリを幾度にわたって殺害した張本人だ。
※α世界線=マユリが死んでしまう世界
だが、ここはβ世界線だ。
マユリが彼女に手をかけられることはないはず。
きっと桐生氏はタイムトラベルに関連した情報を得るために来たんだろう。
そうこうしている内に、レスキネン教授によるスピーチが始まった。
ちなみに、このタイトルはクリスが発表した論文で、人間の記憶を中心とする組織を解析し、脳の記憶をデジタル化する内容。
本家のシュタインズゲートを見ている人なら、タイムリープマシンがこの応用理論で作られたことを知っているはず。
つまり、今回のセミナーでデモンストレーションとして使われるのはこのシステムで、人間の記憶を人工知能と融合させて使用する。
『これは医学的に無謀でしょう!絶対に不可能だ!』
『サイセンス誌に掲載された論文も読みましたが、にわかには信じられない!』
やはり非現実的な案には非難ばかりだった。
しかし、クリスの研究に思い入れがあった岡部はとうとう耐えかねて声をあげる。
やってみもしないで何が分かるっていうんだ?
最初は無理だと思われていた技術なんてこの世にいくらでもあるじゃないか!
でも、それを克服した研究者がいたからこそ今があるんだろう?
ただ批判するだけじゃ何も生まれない!
2 アマデウスシステム
この″Amadeus″システムで映っている比屋定は78時間22分前までの記憶を中心としたAIだ。
機械と連動しているため記憶の定着は確実となっていて、彼女の持つあらゆる秘密も知っている。
しかし、画面に映る彼女は記憶している秘密を全て明かさない。
恥ずかしいという感情を宿しており、もやはただのプログラムというわかにもいかない。
セミナーが終わり、交友会染みたパーティーが開かれて岡部は比屋定にスピーチを中断させてしまったことを謝った。
それから2人はセミナーで説明されたアマデウスシステムについて談話し、岡部は以前クリスが提唱した話を無我夢中で語った。
比屋定『あなた…それを自分で導き出したの?』
岡部『え?あ、いや…』
比屋定『脳科学専攻じゃないわね。ということは誰かに?それとも論文で?』
岡部『…何かおかしなことを言ったか俺?』
比屋定『そうじゃなくて…』
このβ世界線で岡部はクリスとの接点が全く無いことになっている。
勿論、クリスとの関係性を話してしまうのは危ないのかもしれない。
だから岡部は小さな嘘をついた。
そんな中、スピーチをしていたレスキネン教授に話しかけられた。
レスキネン教授は岡部がクリスとの友人であることを知り、静かに彼を抱擁する…
そう、この世界線でクリスは死んだのだ。
岡部のことが気に入ったのか、彼は研究者に招待されることになった。
″アマデウスシステムのテスターとして″
画面にはクリスがいた。
死んだはずの彼女が。
ここから商品を見る